近年は、日本でも医療、介護、食品、酪農を主とする農業などの分野で殺菌、消臭、そして廃棄物処理目的で使用されることが多くなっています。 また、半導体ウエハーの洗浄にオゾン水が利用されることがあります。
オゾン水殺菌、またオゾン水脱臭を目的としたオゾン水製造装置の設計導入事例では、多種多様な分野で付着菌の殺菌や脱臭などの衛生管理が可能となる多くのケースが紹介されています。
また、オゾン水の特徴は水そのものに殺菌力および脱臭力を持たせていて、空気の殺菌および脱臭に優れたオゾンガスと違って、物などに付着している菌に対して強力な殺菌、除菌、そして脱臭力を発揮しています。
オゾン自体は、空気中に浮遊するウィルス菌や一般細菌を空気中で殺菌します。
タバコの臭い、あるいは食べ物の腐敗臭などを脱臭します。化学物質の臭いや体臭も残しませんし服や髪の毛にタバコの嫌な臭いがつきにくくもなります。
青いインクなど化学物質のものは漂白してしまいます。
さらに、リラックス効果も期待できます。一般細菌ゼロの美味しい水が頂けますし、またお茶やコーヒーが美味しくなります。 手洗いやうがいにも最適です。
食中毒対策は、飲食産業にとっては最重要課題で一度でも食中毒を起こしますと、企業店舗の信用はなくなり、とり返しのつかないことになりかねません。
特に、O-157の中毒などは深刻とされています。 対策はいろいろありますが、基本的には細菌を食物や食器上で増殖させないところがポイントになります。
オゾン水は強力な殺菌効果を持っていて、調理現場、店舗などに設置しておきますとオゾン水の届く範囲は殺菌あるいは除菌してくれます。
しかも、しばらくしますと水に戻りますから、薬剤の散布のような危険性はありません。設置も簡単で電源接続して置いおくだけで済みます。鮮魚、焼肉、そして外食産業現場にその有効なところが認められ最近、利用が増えているところです。
オゾン水の殺菌・除菌・消臭能力が、飲食店・食品加工場・医療現場などでどれほどの有益性があるかご理解いただけたはずです。
これらプロの現場で起きる食中毒は被害者も多く大事故として報道されるため、一般の消費者も強く意識します。
しかし、衛生管理の悪さから食中毒が起きるのは、実は家庭内での方が多いとも言われています。
その理由は、食材の取り扱いに対しての専門知識の低さ、調理環境の衛生管理の悪さなどが挙げられます。
また、忙しい主婦の方、あるいは男性で仕事をしながら自炊をする方などは、調理のたびに衛生管理をする煩わしさから、適切な処理を行わないケースもあります。
賞味期限や食材が傷みだした頃に気づける知識も低いですし、冷蔵庫や調理器具の管理も十分ではないことが多いと言えます。
こういったことが重なり、家庭の飲食によって食中毒を起こしやすい環境ができるのです。
家庭でオゾン水生成器を取り入れることで、忙しい家庭内での衛生管理のレベルを高め、しかも時間短縮をすることにもつながります。
食材の調理や衛生面の専門的な知識がなくても、オゾン水を利用するだけで多くの要素をカバーすることができるのです。
オゾン水生成器は、徹底した衛生管理義務が必要になるプロの現場で一気に広がりました。
一般消費者の中にもオゾン水の存在を知り、導入を検討する方も少なくありませんでしたが、業務用のオゾン生成器は非常に大きく高額なため現実的ではありませんでした。
しかし、ここ数年家庭用に設計されたコンパクトで低価格な製品が登場し、すでにかなりの数が販売されています。
家庭用であっても、作るオゾン水の量も少ないことから、オゾン濃度も十分に確保することができます。
オゾン生成器が1台あれば、食材の除菌・消毒だけではなく、調理器具やキッチン全体を高いレベルで清潔に保つことができるようになります。
現代に生きる私たち日本人は、昔の人に比べるとはるかに免疫力が低くなり、消毒・除菌・防臭といった衛生管理が必須となります。
様々な種類に広範囲に除菌能力を発揮するオゾン水は、現代人の生活環境に最適な衛生管理用品だと言えるでしょう。