オゾン水とそれ以外の殺菌法の違いは、どのようなものでしょうか。 オゾン水は安全・無害です。
この記事に書いてあること
オゾンは、一定の時間が経過しますと最終的には分解して酸素に戻りますから、中和、洗浄、あるいは清掃などの後処理の必要がありませんし、塩素系酸化剤のように残留して二次公害を引き起こす懸念はありません。
これは、あらゆる分子・原子のなかでオゾンだけが有する性質なのです。
残留塩素の危険性が問題になっている現在では、オゾン水は野菜など食品の洗浄や殺菌、水処理や悪臭処理、そして殺菌処理など、すでに幅広い分野で応用されています。
食品工場、病院、飲食店などの厨房、あるいは給食センターなど食品を取り扱っている現場で活用されています。
「セラゾン」というのは、有害細菌やウイルスを高濃度のオゾン水で死滅させる完全オゾン型濾過器のことです。
塩素殺菌などでは困難とされたレジオネラ菌やノロウイルスなどに対して有効な殺菌および消毒効果を発揮しています。
また、レジオネラ菌の餌となる人体油脂分を含む汚水を全量一括処理できます。
水中の有機物を分解して殺菌、発生、増殖を根源から絶ちますから、レジオネラ菌などの増殖を防止がかのうとなっています。
浄化された水は飲料水に匹敵するクリーンさで、長期間水を入れ替えることなく衛生を維持できる資源有効活用補助対象器機なのです。
オゾン水に完全に溶け込んだオゾンの酸化分解力によって、オゾン水に触れただけで給食センターやホテルのレストラン、あるいは社員食堂などの厨房での野菜殺菌洗浄、調理機器の殺菌洗浄、床の殺菌洗浄、そして手指の殺菌洗浄などさまざまな分野の殺菌水として活用できるでしょう。
また、生ゴミや排水管内部から上がってくる悪臭も元から分解できます。オゾン水は0.5~1.0mg/Lといった低濃度でも、大腸菌や大腸菌群に速効性がありますし、全く残留しませんから耐性菌はできません。
食品工場の床や側溝が微生物の汚染源となっていることが明らかになってきたことから、オゾン水が多く使用されるようになりました。
先進国に暮らす人々は、数えきれない化学物質に囲まれて生活しています。
細菌やウイルスに対しての過度な衛生管理の結果、化学物質による弊害も深刻なレベルに達していると言われています。
塩素系・酸素系・アルカリ性などの強い殺菌能力のある洗剤や除菌剤は、細菌やウイルスだけではなく、生身の人体にも悪影響を与え、アレルギーの発症や腎機能障害や肝機能障害などの原因にもなるとの指摘があります。
また、食品流通のグローバル化によって、何日もかけて食品を運搬するためにも多量の消毒剤や防腐剤が使われています。
それらの食品を口にする消費者は、どうしても体内に化学物質ごと摂取してしまうことになるのです。
現代の先進国で暮らす世界中の国で化学物質アレルギーが問題となり、新たな食品流通の方法が模索されているところです。
オゾン水は細菌やウイルスを殺菌したあとに無害な酸素と水を産生するだけなので、実質「何も排出しない消毒剤」という奇跡的な性質を持ちます。
オゾン水が世界規模でも普及が進んでいるのは、こういった性質があるからなのです。
また、化学物質アレルギーは個人の家庭でも原因要素があります。
何気なく家庭で使っている殺菌・消毒剤・洗剤・防臭剤もまた、そのほとんどが化学物質を原料にしているのです。
化学物質アレルギーを予防するためには、流通食品を選ぶことに加えて、家庭の衛生管理にも注意する必要があります。
オゾン水生成器は家庭用もあり、アレルギー体質を持つ方に非常に高い支持を得ています。
日常生活の中で使う化学物質の量を減らすためにも、オゾン生成器の導入は有効な手段だと言えるでしょう。
世界規模での自然環境保護の動きもあり、従来の化学物質を原料とした殺菌・除菌が問題視されています。
世界中の人の健康を守るためにも、化学成分由来の殺菌剤からオゾン水への転換は非常に有意義です。